二重埋没法は、メスを使わない手軽な方法として人気の美容整形手術ですが、術後のケアが美しい結果を保つために非常に重要です。手術直後からの日常生活での注意点を守らないと、思わぬトラブルが発生することもあります。ここでは、二重埋没法を受けた後に気をつけるべき5つのポイントを詳しく解説します。これらのポイントをしっかり押さえ、理想の二重を長く保つための参考にしてください。
国立熊本大学医学部を卒業。国内大手美容クリニックなどで院長を歴任し、2023年アラジン美容クリニックを開院。長年の実績とエイジングケア研究で博士号取得の美容医療のプロ。「嘘のない美容医療の実現へ」をモットーに、患者様とともに「オンリーワン」を目指す。
二重埋没後気をつけること1|手術直後の過ごし方
二重埋没法を受けた後、手術直後の過ごし方は、手術の成功と回復に大きな影響を与えます。特に、術後24時間は重要な時間であり、この期間にどのように過ごすかによって、腫れや内出血の程度、さらには最終的な仕上がりが左右されることもあります。
以下では、安静にすることの重要性、手術後24時間の過ごし方、冷やすことで腫れを抑える方法、そして効果的なアイシングのやり方について詳しく解説します。これらのポイントを押さえることで、手術後のトラブルを未然に防ぎ、理想の二重を長く保つための基礎を築くことができます。
安静にすることの重要性
二重埋没法を受けた後、手術直後の過ごし方が、その後の回復や仕上がりに大きく影響します。特に、手術後24時間は安静に過ごすことが非常に重要です。安静にすることで、腫れや内出血のリスクを最小限に抑え、施術部分が適切に定着するための環境を整えることができます。この期間は、身体を無理に動かさず、目元を極力休ませることが求められます。
この期間は、目を酷使して使わないようにし、無理のあるテレビ視聴やスマートフォンの使用も控えましょう。また、横になる際は、頭を高くして寝ることで、血流をコントロールし、腫れを軽減する効果があります。睡眠時にはクッションを使い、上半身を少し起こした状態を保つことが理想的です。
安静にすることでの回復促進
安静にすることで、体が自然に回復する力が働き、施術部位の炎症や腫れが抑えられます。安静を保つことで、体内のエネルギーが治癒に集中し、二重ラインの固定もスムーズに進みます。無理をして動き回ると、血流が過度に促進され、腫れや内出血が悪化する可能性があるため、注意が必要です。
術後の腫れを抑えるためには、冷やすことが効果的です。冷たいタオルや専用のアイスパックを使用するのが一般的です。冷やすことで、毛細血管が収縮し、腫れや内出血のリスクを低減させることができます。ただし、冷やしすぎは逆効果になる場合もあるため、適度な温度と時間で行うことが大切です。
アイシングを行う際は、まず清潔なタオルで目元を軽く覆い、その上からアイスパックを当てると良いでしょう。直接肌に冷たいものを当てると、凍傷を引き起こす恐れがあるため、必ずタオルを介することが重要です。アイシングは1回あたり10分程度を目安に、1時間おきに行うのが効果的です。
二重埋没後気をつけること2|術後の洗顔とメイク
二重埋没法の手術後、洗顔やメイクの再開は、多くの方が気になるポイントです。適切なタイミングで正しい方法を守ることが、術後の回復を促進し、美しい二重を維持するために非常に重要です。ここでは、洗顔とメイクに関する注意点を詳しく解説し、二重埋没後に気をつけるべきポイントをまとめました。
洗顔のタイミングと方法
手術後すぐに洗顔したい気持ちもあるかもしれませんが、目元への負担を避けるためには慎重な対応が必要です。通常、術後24~48時間は洗顔を避けることが推奨されています。この期間中は、傷口がまだ完全に閉じておらず、水分や石鹸が目元に触れることで感染症のリスクが高まります。48時間以降に洗顔を再開する際も、目元はできるだけ触らないようにし、顔全体を優しく洗うことが大切です。
ただし、個々の回復状況により異なる場合があるため、担当医の指示に従うことが最も確実です。洗顔を再開する際は、まずは目元以外の部分を洗い、その後、湿らせたコットンなどで目元を軽く拭く程度に留めると良いでしょう。
また、洗顔を再開する際には、目元に負担をかけないよう、特に優しく洗うことが求められます。洗顔料は、低刺激性のものを選び、泡立てた泡を手で軽く押し当てるようにして洗いましょう。決してゴシゴシ擦ることは避け、洗顔後は柔らかいタオルでそっと水分を拭き取ります。目元の部分は特にデリケートな状態であるため、タオルでの拭き取りも優しく行いましょう。
メイク再開の注意点
メイクは、多くの方にとって毎日欠かせないものですが、二重埋没後のメイク再開には注意が必要です。手術後3日から1週間程度は、目元へのメイクを避けることが推奨されます。この期間中にメイクを行うと、施術箇所に負担がかかり、炎症やトラブルの原因になることがあります。また、メイク用品が施術箇所に付着すると、感染症のリスクも高まります。
もちろん回復状況により異なるため、担当医の指示を確認することが大切です。再開する際は、まずはアイシャドウやアイライナーなどの刺激が少ないアイテムから始め、徐々にアイメイク全般に移行していくのが理想的かもしれません。また、目元への負担を減らすため、薄付きのメイクからスタートすると安心です。
二重埋没後、メイク用品の選び方も重要です。低刺激で、肌に優しい成分が配合されたメイク用品を選ぶことで、術後の目元を守りながら美しい仕上がりを維持できます。また、ウォータープルーフタイプのアイライナーやマスカラは落とす際に負担がかかるため、避けた方が無難です。リキッドタイプのアイライナーや、ミネラル系のアイシャドウなど、肌に優しいアイテムを選ぶことをおすすめします。
二重埋没後気をつけること3|日常生活で避けるべき行動
二重埋没法の手術後、日常生活で避けるべき行動をしっかりと理解し実践することは、スムーズな回復と美しい二重ラインの維持に不可欠です。特に、激しい運動や生活習慣に関する注意点を守ることで、トラブルを防ぎ、理想の仕上がりを保つことができます。ここでは、二重埋没後に気をつけるべき日常生活での行動について、具体的に解説します。
激しい運動の回避
二重埋没法後、激しい運動を避けることが非常に重要です。手術後の数日間は、体を激しく動かすことで血流が増加し、目元の腫れや内出血を悪化させる可能性があります。また、汗が目元に入ると、感染症のリスクも高まります。激しい運動は、最低でも3日は控え、術後の経過が順調であれば、軽い運動から再開するようにしましょう。
運動が回復に与える影響は無視できません。運動を行うと体内の血流が活発になり、目元の腫れが引きにくくなることがあります。また、重い物を持ち上げたり、激しい運動を行うことで、施術箇所に負担がかかり、糸の緩みや取れなどのトラブルが発生するリスクもあります。そのため、術後は特に注意が必要です。
安全に運動を再開するためのタイミングは、術後1週間が目安です。ただし、激しい運動を再開する前に、まずはウォーキングや軽いストレッチなど、体に負担の少ない運動から始めることをおすすめします。また、再開の際は、体調や目元の状態を十分に観察し、無理をしないことが大切です。運動を始める前には、担当医に相談して安全を確認することも忘れないようにしましょう。
生活習慣に関する注意点
日常生活の中で、二重埋没法後に注意すべき生活習慣もあります。例えば、睡眠時には、頭を高くして寝ることで腫れを抑えることができます。さらに、長時間のパソコンやスマートフォンの使用は、目元に負担をかけるため、術後はできるだけ控えることが望ましいです。また、目をこすったり、強く触れたりする行動も避けるべきです。
飲酒・喫煙が回復に与える影響
飲酒や喫煙は、術後の回復に悪影響を与えることが知られています。飲酒は血管を拡張させ、腫れや内出血を悪化させる原因になります。また、喫煙は血流を悪化させ、傷の治癒を遅らせるだけでなく、感染症のリスクを高めることもあります。そのため、術後の1週間は飲酒と喫煙を控えることが推奨されます。
避けるべきその他の行動
その他にも、術後に避けるべき行動はいくつかあります。例えば、サウナや熱いお風呂に入ることは、目元に過度な熱が加わり、腫れや内出血を悪化させる可能性があるため、術後1週間は避けるべきです。
また、紫外線が強い環境での長時間の外出も控えるようにしましょう。紫外線は、術後のデリケートな目元の皮膚にダメージを与える可能性があるため、外出時にはサングラスを着用するなどの対策を講じることが重要です。
二重埋没後気をつけること4|適切なケア方法
二重埋没法を受けた後、適切なスキンケアは、回復を促進し、美しい二重を長く保つために欠かせません。術後の目元は非常にデリケートであり、正しいケアを行うことで、腫れやトラブルを防ぎ、理想的な仕上がりをサポートします。
術後の適切なスキンケア
術後のスキンケアは、目元の回復をサポートし、トラブルを防ぐために非常に重要です。特に二重埋没法後の目元は、通常よりも敏感で乾燥しやすいため、適切なスキンケアを行うことが求められます。術後のスキンケアの目的は、保湿とバリア機能の回復を助け、施術箇所が健康な状態で回復することをサポートすることです。
前述にもありましたが、術後のスキンケアを行う際は、まず目元に刺激を与えないよう、優しく行うことが大切です。洗顔後、清潔なタオルでそっと水分を拭き取り、その後すぐに保湿を行いましょう。目元を擦ったり、強く押さえつけたりしないよう注意が必要です。また、スキンケアの際には、必ず手を清潔にしてから行うことも忘れないようにしましょう。
保湿と栄養補給
保湿は、術後のスキンケアで最も重要な要素の一つです。保湿をしっかり行うことで、肌の水分バランスを保ち、回復をサポートします。また、保湿だけでなく、栄養補給も重要です。抗酸化成分を含む美容液やビタミンCが配合されたクリームなどを使用することで、肌の再生を助け、健康な状態を維持することができます。
バランスの取れた食事
外からのケアだけでなく、内側からのケアも大切です。バランスの取れた食事を心がけ、ビタミンやミネラルを豊富に含む食品を積極的に摂取することで、肌の回復を助けることができます。
特に、ビタミンCやビタミンE、亜鉛などは、皮膚の再生や抗酸化作用に優れており、術後の肌にとって重要な栄養素です。必要に応じて、サプリメントで不足しがちな栄養素を補うことも考慮すると良いでしょう。
二重埋没後気をつけること5|トラブルが発生した場合の対処法
二重埋没法は比較的安全な手術ですが、術後にトラブルが発生することもあります。腫れや内出血、糸の緩みや切れなどの問題が生じた場合、適切に対処することが回復を促進し、美しい仕上がりを保つために重要です。
術後に最もよく見られるトラブルは、腫れや内出血です。通常の腫れや内出血は1週間程度で治まりますが、それ以上続く場合は何らかの問題が生じている可能性があります。
上記のケアや注意点にもかかわらずそれでも症状が改善しない場合や、痛みが伴う場合は、すぐに担当医に相談することが重要です。早期の対応が、さらなるトラブルを防ぐ鍵となります。
たとえば、腫れや内出血が1週間以上続く場合や緩みなどを感じた場合、または痛みが増している場合は、迷わず担当医に相談しましょう。特に、糸が目に見える形で露出している、または施術箇所に異常な腫れや感染症の兆候(赤み、熱感、膿など)が見られる場合は、すぐにアフターフォローを受けるべきです。これらの問題は、早期に対処することで、再手術や合併症を防ぐことができます。
仮に、糸が取れた場合や、糸の緩みによって二重のラインが乱れた場合、再手術が必要になることもあります。再手術を受ける前には、目元の状態をしっかりと確認し、医師と十分に相談することが重要です。再手術の準備としては、再度手術後のケア方法を確認し、回復期間中の生活習慣についても再検討する必要があります。
まとめ
二重埋没法後のケアは、美しい仕上がりを維持するための鍵です。ここで紹介した5つのポイント—術後の過ごし方、洗顔とメイク、避けるべき行動、適切なケア方法、トラブル時の対処法—を守ることで、より安心して回復を迎えられるでしょう。継続的なケアと医師のアドバイスを大切にし、長期的な満足を得られるよう心がけてください。
アラジン美容クリニックでは、美容医療および美容皮膚における長年の経験や博士号を持つ知見より、出逢う皆様のお一人ひとりに最適な施術を提供する「オンリーワン」を目指すカウンセリングを実施し、余計な情報や提案をせず、「ウソのない」美容医療で、必要な施術のみをご提案しております。
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