二重埋没法の手術を受けて理想の目元を手に入れたはずが、鏡を見るたびにまぶたの「ポコッとした糸玉」や「しこり」が気になり、不安な日々を過ごしていませんか。 「手術の失敗ではないか」「いつか自然に消えるのだろうか」と、ネット検索を繰り返している方も多いかもしれません。
実は、術後の糸玉には「待てば消える良いしこり」と「放置してはいけない危険なしこり」の2種類が存在します。この見極めを誤り、自己判断で様子を見続けてしまうと、感染が悪化したり、修正手術が難しくなったりするリスクもゼロではありません。
ここでは、美容外科の視点から、まぶたにある糸玉の正体を医学的に解説して今すぐ取るべき行動を明確にします。まずは、現在の症状と術後の経過期間を照らし合わせ、正しい対処法を見つけましょう。

国立熊本大学医学部を卒業。国内大手美容クリニックなどで院長を歴任し、2023年アラジン美容クリニックを開院。長年の実績とエイジングケア研究で博士号取得の美容医療のプロ。「嘘のない美容医療の実現へ」をモットーに、患者様とともに「オンリーワン」を目指す。
二重埋没法の糸玉はいつまで様子を見るべきか?時期と症状別の判断基準
二重埋没法を受けた後、まぶたの表面に「糸玉(結び目の凹凸)」や「しこり」を感じることは、術後の経過において決して珍しいことではありません。しかし、それが自然に消失する一時的なものなのか、あるいは医学的な処置が必要な状態なのかを判断するには、術後どのくらいの期間が経過しているかと、どのような症状を伴っているかの掛け合わせで考える必要があります。
埋没法の糸は、基本的には眼輪筋や瞼板といった組織の中に埋め込まれますが、術後早期は組織の炎症反応や浮腫(むくみ)によって皮膚が緊張し、結び目の形状が表面に浮き出て見えることがあります。多くの場合は時間の経過とともに組織が馴染み、目立たなくなっていきますが、時期によっては感染や露出のリスクも考慮しなければなりません。
まずは、現在の状態が「様子を見るべき段階」なのか、それとも「早急に医師の診察を仰ぐべき段階」なのか、以下の目安表で確認してください。
| 期間 / 症状 | 1ヶ月以内(ダウンタイム中) | 1ヶ月~3ヶ月(回復期) | 半年以降(完成期) |
|---|---|---|---|
| 赤み・痛み・熱感 | △ 要観察(腫れの一種である可能性) | × 即受診(感染の疑いが強い) | × 即受診(遅発性の感染や露出) |
| 硬いしこり・突起 | ◎ 様子見(むくみによる突出) | ◎ 様子見(徐々に馴染む傾向) | △ 受診推奨(定着・肉芽腫の可能性) |
| 白い点・ニキビ様 | △ 要観察(糸の露出リスクあり) | × 即受診(感染・露出の疑い) | × 即受診(露出・粉瘤の可能性) |
術後1ヶ月以内|腫れやむくみで一時的に目立っている可能性「様子見推奨」
手術直後から術後1ヶ月程度の期間に見られる糸玉やポコッとした膨らみは、その多くがダウンタイム特有の「腫れ」や「浮腫(むくみ)」に起因するものです。埋没法は針と糸を通す手術である以上、組織には必ず微細なダメージが加わり、修復過程で水分を含んで膨張します。
この時期のまぶたは、炎症によって皮膚や皮下組織が厚くなり、内部の圧力が一時的に高まっている状態と言えます。本来であれば筋肉の層に沈み込んでいるはずの糸の結び目が、周囲の組織がパンパンに膨れることによって押し出され、皮膚表面に近い位置で形を現してしまうことがあります。
これを失敗や異常と感じる患者様も少なくありませんが、組織の水分が吸収され、炎症が鎮静化するにつれて、糸が自然と奥深くへ沈み込み、目立たなくなるケースが大半です。
したがって、術後1ヶ月以内で、かつ強い痛みや異常な赤みを伴わない単純な凹凸であれば、過度に触れたりせず、経過を見守ることが推奨されます。むやみに触ることは炎症を長引かせ、かえって糸玉が馴染むのを遅らせる要因となり得るため注意が必要です。
術後1ヶ月以降|赤みや痛みを伴う場合は感染の疑い?
術後1ヶ月を経過しても糸玉の周囲に明らかな「赤み」があったり、瞬きや洗顔の際に「痛み」を感じたりする場合は、正常な治癒過程とは言えず、細菌感染(埋没糸感染)を起こしている疑いが強まります。通常、ダウンタイムによる腫れや違和感は時間の経過とともに右肩下がりに軽減していくものであり、1ヶ月を過ぎてから症状が増強したり持続したりすることは一般的ではありません。
また、術後数ヶ月から数年が経過した後に、突如として赤く腫れ上がる「遅発性感染」も稀に見受けられます。これは、体調不良や免疫力の低下などをきっかけに、糸の周囲に潜伏していた菌が活動を始めることで起こります。
埋没法の糸は医療用の非吸収糸ですが、体にとってはあくまで異物です。細菌が糸の表面に「バイオフィルム」と呼ばれる強固な膜を形成すると、抗生剤が効きにくくなることがあります。
この段階で放置すると、化膿が進んで膿が溜まったり、最悪の場合は糸を抜去せざるを得なくなります。赤みや白い膿点が見られる場合は、自己判断せずに早期にクリニックへ相談することが重要です。
術後半年以降|痛みはないが硬い場合は定着のリスク
術後半年以上が経過し、赤みや痛みといった炎症症状は全くないものの、まぶたに「硬いしこり」や「明らかな突起」が残っている場合、これ以上待機しても自然に消失する可能性は低いと考えられます。この時期に見られる硬さは、浮腫などの一時的な要因ではなく、物理的な構造として定着してしまっていることが示唆されるためです。
主な原因としては、以下の2つが考えられます。一つは、糸の結び目が表皮に近い浅い層に位置してしまい、そのまま組織と癒着してしまったケース。もう一つは、異物反応の一種である「肉芽腫(にくげしゅ)」や、角質などの老廃物が袋状に溜まる「粉瘤(アテローム)」が形成されているケースです。これらは時間の経過とともに吸収される性質のものではなく、むしろ放置することで徐々に硬化したり、サイズが大きくなったりすることもあります。
半年経過後のしこりがメイクでも隠しきれない、あるいは洗顔時に指に触れて不快感があるといった場合は、一度抜糸をして掛け直す、あるいは切開を伴う処置で原因物質を除去するといった外科的なアプローチを検討する段階と言えるでしょう。
その正体は何?二重埋没の糸玉に見える3つの原因
前章では「いつまで様子を見るべきか」という時期的な判断基準について触れましたが、そもそもなぜ、埋没したはずの糸が皮膚の表面に現れたり、しこりとして触れたりするのでしょうか。
患者様が「糸が出てきた」と感じる隆起のすべてが、単純に糸の結び目であるとは限りません。実際には、物理的な結び目の位置の問題だけでなく、生体反応による組織の変化や、偶発的に生じた眼科疾患であるケースも多々見受けられます。原因が異なれば、自然経過で治るものなのか、あるいは治療が必要なものなのかも変わってきます。
ご自身のまぶたにある凹凸の正体を見極めるために、臨床上で頻繁に遭遇する3つの主要な原因について、医学的見地から解説します。
| 原因の分類 | 主な特徴 | 発生時期の目安 |
|---|---|---|
| ①物理的な結び目 | 硬く、ポツンとした点状。皮膚越しに透けることがある。 | 術直後~1ヶ月 |
| ②異物肉芽腫・封入体 | 弾力があり、徐々に大きくなることがある。 | 数ヶ月~数年後 |
| ③眼科疾患(ものもらい等) | 赤みや痛みを伴うことが多い。二重ラインとズレた位置に発生。 | 時期を問わない |
原因1|皮膚の薄さと結び目の位置(物理的要因)
最も一般的な原因は、糸の結び目が物理的に皮膚を押し上げているケースです。まぶたの皮膚は人体の中で最も薄く、その厚みは約0.6mm(個人差はありますが概ね1mm未満)と非常に繊細です。そのため、皮下の構造物が表面の形状に非常に影響しやすい部位と言えます。
本来、埋没法の結び目は「眼輪筋」という筋肉の中や、その下の組織に埋め込まれることで表面から見えないように処理されます。しかし、元々の皮膚が極端に薄い方や、まぶたの脂肪が少ない方の場合、適切な深さに埋め込んだとしても、筋肉の動きや皮膚の質感によって結び目の輪郭が浮き出てしまうことがあります。
また、執筆されたドクターの技術的な要因として、結び目の埋没が浅すぎる(皮下直下にある)場合も考えられます。この場合、白い糸の色が透けて見えたり、洗顔時に指先に明確な硬い点を触れたりするのが特徴です。術後早期の腫れが引いても物理的な突出が改善しない場合は、この「浅い埋没」が原因である可能性が高いと推測されます。
原因2|異物肉芽腫や上皮封入体(生体反応)
「手術から半年以上経ってから、急にしこりができた」「最初は小さかった点が、徐々に大きくなってきた」という場合に疑われるのが、生体反応によるしこりの形成です。これには主に「異物肉芽腫(いぶつにくげしゅ)」と「上皮封入体(じょうひふうにゅうたい)」という二つのパターンが存在します。
異物肉芽腫は、体内に残った糸(異物)に対して免疫機能が働き、隔離しようとして糸の周りに繊維質の膜を作る反応です。防御反応の一種ではありますが、この膜が過剰に厚くなると、しこりとして触れるようになります。一方、上皮封入体は、針を通した際に表皮(皮膚の表面)の細胞が皮下の深い部分に巻き込まれ、そこで袋状の構造を作ってしまう現象です。袋の中に垢や角質が溜まっていくため、時間の経過とともにサイズが増大するのが特徴です。
これらは単なる糸の結び目とは異なり、組織そのものが変化して形成された塊であるため、待機しても自然消失することはほとんどありません。サイズが大きくなり目立つ場合は、切開による除去が必要となるケースもあります。
原因3|実は「ものもらい」などの眼科疾患?
意外に見落とされがちなのが、埋没法の糸とは全く関係のない眼科疾患が、たまたま術後の時期に重なって発症しているケースです。代表的なものに、マイボーム腺(脂を分泌する腺)が詰まって起こる「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」や、細菌感染による「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」、いわゆる「ものもらい」が挙げられます。
これらはまぶたの中にしこりを形成するため、患者様ご自身では「埋没の糸が化膿したのではないか」と誤解されることが少なくありません。見分けるポイントの一つは発生場所です。埋没法の糸は二重のライン上に存在しますが、ものもらい等の疾患はまつ毛の生え際近くや、二重ラインから大きく外れた位置にできる傾向があります。また、まぶたを裏返した時に粘膜面が充血していたり、しこりの中心に脂の詰まりが見えたりする場合も、眼科疾患の可能性が高いと言えます。
糸の影響によるものか、偶発的な病気かによって治療のアプローチは根本的に異なります。二重のラインと明らかに異なる位置にしこりがある場合は、まずは眼科的な診察も視野に入れるのが賢明です。
二重埋没の糸玉に絶対やってはいけないNG行動と放置リスク
まぶたに生じた糸玉やしこりは、鏡を見るたびに視界に入るため、精神的なストレスを感じやすい症状です。「少し触れば治るのではないか」「手持ちの薬で様子を見よう」と自己流の対処を試みたくなる心理は十分に理解できますが、埋没法などの人工物を用いた手術後のトラブルにおいて、誤ったセルフケアは事態を深刻化させる最大の要因となります。
特に、皮膚の下に医療用糸という「異物」が存在する環境下では、通常のニキビや肌荒れとは全く異なるリスク管理が求められます。安易な接触や誤った薬剤の使用は、本来であれば簡単な処置で済んだはずの状態を、切開排膿や長期的な傷跡治療が必要な状態へと悪化させてしまう危険性を孕んでいます。
ここでは、取り返しのつかない事態を避けるために、患者様が絶対に避けるべき行動と、薬物療法に対する正しい認識について解説します。
【厳禁】ニキビだと思って針で刺す・押しつぶす行為
最も避けるべき危険な行動は、糸玉や白いできものを「ニキビ」や「脂肪の塊」と誤認し、ご自身で針で刺したり、爪で強く押しつぶしたりして内容物を出そうとすることです。
埋没法の糸が透けて白く見えている場合や、感染により膿が溜まって白点化している場合、表面の皮膚は非常に薄く脆い状態にあります。ここに不潔な針を刺したり強い圧力を加えたりすると、皮膚のバリア機能が完全に破壊され、表皮ブドウ球菌などの常在菌が糸の周囲深くまで侵入することになります。
医療用糸などの人工物が体内にある状態で細菌感染が起きると、細菌は糸の表面に「バイオフィルム」と呼ばれる強固な膜を形成します。一度この状態になると、体の免疫細胞や抗生物質が内部まで届かなくなり、感染は慢性化します。結果として、単に糸を抜去するだけでは感染が収まらず、汚染された周囲の組織を切開して除去しなければならなくなったり、治癒後に凹みやひきつれといった目立つ傷跡(瘢痕)が残ったりするリスクが格段に高まります。
「膿を出せば治る」というのはあくまで通常の皮膚トラブルの話であり、埋没法後のまぶたにおいては、自己処置は感染を拡大させるトリガーでしかありません。
抗生剤や軟膏で治る?薬の効果と限界
「しこりがあるが、病院に行く時間がないので市販の抗生剤や軟膏で治したい」と考える患者様も少なくありません。しかし、薬が効く症状と、外科的な処置が必要な症状は明確に分かれています。
抗生物質(内服薬・外用薬)や抗炎症剤は、細菌の増殖を抑えたり、急性の炎症を鎮めたりする効果があります。したがって、「赤み」や「痛み」といった感染の急性期症状に対しては、初期段階であれば有効な手段となり得ます。しかし、すでに形成されてしまった「硬いしこり(肉芽腫)」や、物理的に突出している「糸の結び目」に対しては、どれだけ強力な薬を使用したとしても効果は期待できません。
肉芽腫や封入体は、組織が繊維化したり袋状になったりした「物理的な構造物」であり、細菌感染そのものではないからです。これらを薬で溶かして消すことは医学的に不可能です。
以下の表は、症状ごとの薬の効果と推奨される対応をまとめたものです。
| 現在の症状 | 抗生剤・軟膏の効果 | 推奨される対応 |
|---|---|---|
| 赤み・痛み・熱感(感染の初期段階) | ◎ 有効(炎症を抑え、悪化を防ぐ) | 医師処方の薬剤を使用し、改善なければ抜糸 |
| 硬いしこり・突起(肉芽腫・結び目) | × 無効(物理的な塊は薬で消えない) | 抜糸、または切開による除去が必要 |
| 白い点・膿(進行した感染・露出) | △ 一時的(表面は治まるが再発しやすい) | 早急な抜糸が必要(異物がある限り完治しない) |
効果が期待できない硬結に対して漫然と市販の軟膏などを塗り続けることは、皮膚のかぶれ(接触性皮膚炎)を引き起こし、本来の症状を見えにくくさせるリスクがあります。数日間薬を使用しても変化が見られない、あるいは硬さが残る場合は、保存療法に見切りをつけ、専門医による処置を検討する段階にあると判断されます。
糸玉を解消してバレない二重に戻す治療法とは?
これまで、糸玉の原因や放置するリスクについて解説してきましたが、最も重要なのは「できてしまった糸玉は、適切な医療介入によって綺麗に解消できる」という事実です。
自然治癒が難しいと判断された場合でも、諦める必要はありません。原因となっている糸を取り除くことで、まぶたの凹凸や不快な症状は劇的に改善します。また、「糸を取ると一重に戻ってしまう」という不安をお持ちの方には、抜糸と同時に、より目立ちにくい方法で二重を作り直すアプローチも可能です。
現在のまぶたの状態をリセットし、理想の目元を取り戻すための具体的かつ確実な2つの治療法についてご紹介します。
抜糸|最も確実でスピーディーな解決策
物理的な結び目の突出であれ、異物肉芽腫によるしこりであれ、トラブルの根本原因は「皮膚の下にある糸」そのものです。したがって、医学的に最も確実で、かつ早期に症状を鎮静化できる解決策は「抜糸(ばっし)」となります。
原因物質である糸を体外へ除去すれば、組織を刺激していた要因がなくなり、炎症反応や圧迫が解除されます。その結果、赤みや痛みは速やかに引き、ポコッとしていた盛り上がりも徐々に平坦化していきます。「手術」と聞くと傷跡を心配されるかもしれませんが、抜糸は通常、わずか数ミリの小さな針穴から糸を引き出す処置であるため、傷跡はほとんど目立ちません。術後の腫れや内出血も、埋没法を行った当初に比べれば軽度で済み、数日でメイクが可能になるケースが大半です。
特に、細菌感染を起こしている場合や、しこりが大きくなっている場合は、抗生剤などで様子を見るよりも、抜糸をして感染源を断つことが、まぶたへのダメージを最小限に抑える最善の方法と言えます。
抜糸+かけ直し(再埋没)|再発を防ぐ術式の選び方
「糸玉は治したいけれど、二重ラインが消えてしまうのは困る」という方には、問題のある糸を抜糸した直後に、新しい糸で二重を形成し直す「かけ直し(再埋没)」が推奨されます。
ここで重要となるのが、同じ失敗を繰り返さないための「術式選び」です。前回と同じ方法で手術を行えば、再び糸玉ができてしまうリスクは排除できません。特にまぶたの皮膚が薄い方や、脂肪が少なく皮膚が眼球に張り付いているようなタイプの方は、結び目が表面に響きやすいため、より慎重なアプローチが必要です。
近年では、結び目の位置を工夫することで、表面のポコつきリスクを極限まで低減させる術式が確立されています。
| 術式の種類 | 結び目の位置 | 糸玉(ポコつき)のリスク | 推奨されるケース |
|---|---|---|---|
| 表面留め(一般的な埋没法) | 皮下組織の浅い層 | 中~高(皮膚が薄いと目立ちやすい) | まぶたに厚みがある方安価に済ませたい方 |
| 線留め(多点固定・連結法) | 筋肉内などの深い層 | 低(点ではなく線で圧力を分散) | 持続力を高めたい方自然なラインを好む方 |
| 裏留め(経結膜的埋没法) | まぶたの裏側(粘膜内) | 極めて低い(表面に傷がつかないが、高い技術が必要) | 皮膚が薄い方直後からメイクしたい方 |
例えば、「裏留め」と呼ばれる手法では、結び目をまぶたの裏側(結膜側)に埋め込むため、皮膚表面に凹凸が出ることは物理的にありません。ただし、眼球側に結び目が来るため、角膜への影響を避ける高度な技術が必要となります。また、「線留め」は、糸をループ状に通して組織を面で支えるため、一点に圧力が集中せず、結び目を筋肉の奥深くへ自然に沈み込ませることが可能です。
当院では、単に再手術を行うだけでなく、患者様一人ひとりの皮膚の厚みや骨格を診断し、「なぜ前回糸玉ができたのか」を分析した上で、最もリスクが少なく美しい仕上がりとなる術式をご提案しています。
まとめ
まぶたの糸玉やしこりは、単なる見た目の問題だけでなく、「いつ悪化するかもしれない」という不安を常に抱えさせる、精神的にも大きな負担となる症状です。
もし、これを読んで「自分の症状は治療が必要かもしれない」と感じたり、「どうしても不安が拭えない」と思われたりした場合は、どうか一人で悩み続けず、専門医を頼ってください。埋没法のトラブルは、適切な医療介入さえ行えば、決して怖いものではなく、元の綺麗な目元を取り戻せる症状です。
当院では、他院で受けた手術の修正相談も積極的に受け付けています。「抜糸だけで済ませたい」「バレないように掛け直したい」など、患者様のご希望を最優先に考え、医学的根拠に基づいた最適なプランをご提案いたします。 まずは一度、カウンセリングであなたのお悩みをお聞かせください。その一歩が、自信を持って鏡を見られる毎日への近道となります。
アラジン美容クリニックでは、美容医療および美容皮膚における長年の経験や博士号を持つ知見より、出逢う皆様のお一人ひとりに最適な施術を提供する「オンリーワン」を目指すカウンセリングを実施し、余計な情報や提案をせず、「ウソのない」美容医療で、必要な施術のみをご提案しております。
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