唇にヒアルロン酸を注入することで、自然なボリュームアップや形の改善が期待できます。しかし、どれぐらい持つのか注入後の持続期間については、多くの方々が気になるところ。ここでは、唇のヒアルロン酸がどれぐらい持つのかその持続期間や持続期間を延ばす方法などについて詳しく解説します。
国立熊本大学医学部を卒業。国内大手美容クリニックなどで院長を歴任し、2023年アラジン美容クリニックを開院。長年の実績とエイジングケア研究で博士号取得の美容医療のプロ。「嘘のない美容医療の実現へ」をモットーに、患者様とともに「オンリーワン」を目指す。
唇に注入したヒアルロン酸の持続期間とは
唇に注入したヒアルロン酸の持続期間は、様々な要因によって異なります。一般的には、注入後数か月から1年程度が持続期間とされていますが、個人差や状態によって異なります。また、唇の状態によっても持続期間が変化することがあります。
なお、ヒアルロン酸は徐々に吸収されていくため、持続期間が終了したら再注入することもできます。再注入の際には、注入前にヒアルロン酸を完全に吸収させることが必要です。また、注入回数が多い場合は唇の形やバランスが崩れるケースもあるためにしっかりと専門医とのカウンセリングが重要です。
唇のヒアルロン酸注入の持続期間について、以下のような要因が影響します。
ヒアルロン酸の種類
ヒアルロン酸の種類によって、持続期間が異なります。低分子量のヒアルロン酸は、吸収されやすく、持続期間が短い傾向にあります。一方、高分子量のヒアルロン酸は、吸収されにくく、持続期間が長い傾向があります。
高分子ヒアルロン酸とは、食品や自然界に存在するヒアルロン酸を高分子ヒアルロン酸と呼ばれます。これは、粒子が大きく保水力が高く、お肌の細胞の分化を促し、バリア機能を高める効果があります。ただし、熱に弱いため、調理時には破壊されてしまうことがあります。
一方、低分子ヒアルロン酸は、高分子ヒアルロン酸を人工的に小さくしたもので、肌に直接塗布やドリンクからの吸収が容易です。ただし、粒子が小さいため、体内で早く分解されてしまい、肌のバリア機能を低下させることがあります。低分子ヒアルロン酸は、サプリメントなどで摂取することができますが、効果の持続性には限界があるとされています。
注入量
注入量が多いほど、ヒアルロン酸が唇に残る量が多くなり、持続期間が長くなる傾向があります。しかし、注入量が多すぎると、唇の形やバランスが崩れることがあるため、バランスを考慮しながら注入量を調整する必要があります。
注入技術
注入技術によって、ヒアルロン酸が均等に分布するかどうかが異なります。均等に分布した場合、持続期間が長くなる傾向があります。そのため、注入前にはしっかりカウンセリングを受けてから施術を受けることをおすすめします。また一度で完璧な施術となることもあればそうでないケースもあるため、施術後のサポート体制も非常に重要なチェックポイントとなります。
唇の状態
唇の状態によっても、持続期間が変化することがあります。たとえば、年齢とともに、唇のボリュームが失われることがあります。この場合、ヒアルロン酸が吸収されやすくなり、持続期間が短くなる傾向があります。また、唇の乾燥状態が悪い場合、ヒアルロン酸が吸収されやすくなることがあります。そのため、唇の保湿をしっかりと行うことが重要です。さらには唇の形状によって、ヒアルロン酸が均等に分布しない場合があります。この場合、持続期間が短くなる傾向があります。特に、唇の左右差がある場合や、上唇と下唇のバランスが悪い場合は、注入前にバランスを調整する必要があります。
ヒアルロン酸注入の持続期間を伸ばす方法ってあるのか?
ヒアルロン酸注入の持続期間を伸ばす方法は何かあるのかよく質問をいただきます。完璧に持続期間が伸ばせるというものではありませんが、以下のような方法が考えられます。
ヒアルロン酸の種類を選ぶ
上記でも述べた通り、ヒアルロン酸には、低分子量のものと高分子量のものがあります。低分子量のヒアルロン酸は、吸収されやすく持続期間が短くなる傾向があります。一方、高分子量のヒアルロン酸は、吸収されにくく持続期間が長い傾向があります。しかし、必ずしも吸収されにくい種類だからといえ持続期間が伸びるわけではなく、自身に最適である種類なのか医師と相談し、自分に合った種類を選ぶことが重要です。
注入量を調整する
一般的にはヒアルロン酸の注入量が多いほど、ヒアルロン酸が残る量が多くなり、持続期間が長くなる傾向があるでしょう。ただし、注入量が多すぎると、唇の形やバランスが崩れることがあるため、バランスを考慮しながら適切な注入量を調整することが重要です。
注入方法を選ぶ
注入方法によっても持続期間が変化します。例えば、ニードルで注入する方法は、刺激が強いため、吸収されやすく持続期間が短い傾向があります。一方、キャニューラーで注入する方法は、刺激が少なく、均等に分布するため持続期間が長くなる傾向があります。医師と相談し、適切な注入方法を選ぶことが重要です。
アフターケアをしっかり行う
注入後のアフターケアも、もちろん持続期間に影響します。アフターケアは、注入箇所を清潔に保ち、過度な刺激を避けることが重要です。また、保湿をしっかり行うことで、ヒアルロン酸が持続しやすくなります。医師の指示に従い、適切なアフターケアを行うことが重要です。
唇のヒアルロン酸注入時の注意点
唇のヒアルロン酸注入には、アレルギーの確認や衛生管理に注意が必要でしょうあ。ヒアルロン酸注入によるアレルギー反応が起こることもあり、注入前に医師に自分のアレルギー歴を伝え、アレルギーの確認をしっかり行うことが重要です。また、注入後は感染症のリスクを低減するため、注意深く衛生管理を行うことが必要です。
唇のヒアルロン酸注入後は、腫れや痛みを伴う症状が起こることもあり、軽度の腫れや痛みが起こることがあります。これは通常の反応であり、時間とともに自然に治まることが多いです。また注入後、唇に紫色や赤色などの変色が起こることがあります。これは、注入時に小さな出血が起こった場合や、腫れがある場合によく見られます。通常、数日で自然に治まります。ただし、度合いがひどい場合や気になる場合は施術をした医師に相談して再度診てもらうことをおすすめします。
もし、腫れや痛みが気になる場合は、その軽減方法としてアイスパックを使用や痛み止めを使用するなどもあります。注入後は、アイスパックを注入箇所に当て、少しだけ冷やしてみましょう。ただし、直接肌に触れることがないように、タオルなどで包んで使用することが必要です。また医師から痛み止めの処方を受けた場合は、処方された通りに使用しましょう。自己判断で市販の痛み止めを使用する場合は、医師に相談することが重要です。
その他、注入後は、睡眠不足やストレスが痛みを増幅させることがあります。しっかりと睡眠をとり、ストレスを軽減することが大切です。また、熱いものや辛いもの、アルコールなどが刺激となり、痛みを感じることがあります。適度な温度や味付けにし、食事を摂ることも大切です。
注入前後に医師との十分なカウンセリングを行い、正しい方法で施術を受けましょう。また、注入後はアフターケアをしっかりと行い、症状を軽減させるように努めましょう。
唇にヒアルロン酸を注入する前に知っておきたいこと
唇にヒアルロン酸を注入する前に知っておくべきことにもあります。たとえば、自分が期待する唇のイメージを明確にしておくことが重要です。ボリュームアップだけでなく、形やバランスの改善なども含め、期待する効果を無料カウンセリング時に医師にしっかりと伝えましょう。また、唇の状態によって、注入量や方法が異なります。唇の形が歪んでいる場合には、単純にボリュームアップするだけでは、自然な仕上がりにならない場合があります。
ヒアルロン酸注入は施術前の診断は非常に重要性が高いです。現状の確認はもちろん、アレルギーの確認や計画的な施術などのスケジュールが組めるからです。必ず施術前にはカウンセリングを受けてより理想に近い唇を手に入れましょう。
まとめ
唇にヒアルロン酸を注入すると、持続期間は人それぞれ異なりますが、一般的には6ヶ月から1年程度が目安とされています。持続期間は、注入量や種類、注入方法、個人差によって変わってきます。また、注入前のカウンセリングやアフターケアも持続期間に影響を与えるため、適切な方法で施術を受けることが大切です。
持続期間を延ばすためには、ヒアルロン酸の種類によっても異なりますが、クロスリンクされたヒアルロン酸を使用することで、より長期的な持続期間を実現することができます。また、注入後のアフターケアも重要であり、飲酒やタバコ、紫外線への対策などを行うことで、持続期間を延ばすことができます。
ただし、唇にヒアルロン酸を注入する際には、個人差や自然の変化によって、持続期間は短くなる可能性があることも覚えておきましょう。施術前には、自分に適した方法や効果的なアフターケアを確認することが重要です。
アラジン美容クリニックでは、博士号を持つ知見と長年の美容医療の経験より、お一人ひとりに最適な施術を提供する「オンリーワン」を目指すカウンセリングを実施し、ウソのない必要な施術をご提案しております。
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